手術後1年と半年が経ちました

経過観察記録
経過観察記録きんときまめの病気について
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26March,2021

今日は癌治療後の定期検診で鹿児島まで行ってきました。

久々にイケメンDrにあってきました^ ^

ちょっとここで乳がんのお話。

ひとことに「乳がん」と言っても、実は一種類?ではなくて、乳がんの中でも4つの性質に分かれます。それぞれの性質によって治療方法も変わってくるし、そのそれぞれの性質の中でもまた年齢やら個人差やらで色々治療方法があります。

で。私の場合は「トリプルネガティブ」と呼ばれる、まあ乳がんの中でもたちが悪いと言われているタイプ。

何がたちが悪いかっていうと、そのほか3つの性質のは女性ホルモンを餌にする性質がある癌で、ようは餌となるホルモンをたち切って、癌を兵糧攻め?みたいにする治療ができたり、分子標的薬が有効だったりと治療方法が何種類かあって。でも私のトリプルネガティブはホルモンを餌にしないので、ホルモン治療もできず、分子標的薬も使えない。

治療方法が抗がん剤しかないから、抗がん剤が効かなかったらなすすべなし…みたいな。 

だからトリプルネガティブ=予後不良…と一般的には言われています。 
(以前亡くなった某歌舞伎役者のお嫁さんもトリプルネガティブだったんではないかと言われている)

トリプルネガティブの予後不良については、本当は一般的に言われている事とちょっと違うんだけど、それは長くなるからまた今度

でまたちょっと話は変わって、よく癌って5年生存率であるじゃない?

あれって何かっていうと、もちろん癌に罹患した人が5年後果たしてどれくらいの確率で生存しているかって事なんだけど、そのほかに癌って最初の初期治療を終えたあと、5年以内に再発する事が非常に多いことからとりあえず5年って言われている。

でも乳がんって10年たって再発する事も多々あるのて、乳がんの場合は5年生存率ではなく、10年生存率とよく言います。

なのでホルモンを餌にするタイプの場合は初期治療を終えた後も10年はホルモン治療が必要になるのです。

でも私のトリプルネガティブは、ホルモン治療をしても無駄?なので初期治療を終えた後は無治療になります。

今の私の状態です。さらにこのトリプルネガティブは3年以内に再発する事が非常に多いらしい。

こんな悪い事ばかりのトリプルネガティブですが、いい事もあって、3年を乗り越えると10年の再発率はほぼ0になるという事。そして初期治療を乗り越えれば他の性質のやつとは違って10年も治療しなくていいと言うこと(正しくは再発予防の治療方法がまだ現在の医学では確立されていないんだけど)

また、私のトリプルネガティブは術前抗がん剤治療(ネオジュバントと言います)で幸か不幸か抗がん剤がよく効いて、癌のしこりは綺麗になくなってくれました。

だからイケメンDrには3年たって何も出なかったら完治と思ってもらっていいと言われています。

こんな状況なのでマメに(半年に一回)検診に行っています。

今日は腫瘍マーカーのチェックとCT撮影でした。

今回も問題なしでした^ ^

初期治療を終えて約1年半。完治まで後1年半。ようやく折り返しに来ました。

普段、なーんも考えてないようなお気楽で元気にしている私ですが、毎回イケメンDrに会う時は、何かでたらどうしよう。再発したらどうしよう。とドキドキドキドキしているわけです。

少なくても後1年半はドキドキが続きます。正直怖いです。本当は。

考えてもどうしよもない事なんだけどね。

ちなみに2年前の今日、抗がん剤治療1日目でした。あの時は抗がん剤治療という未知の治療に怯えていました。

自分の身体どうなっちゃうの?ってね。

今日は検診が予想外に早く終わったので、せっかく鹿児島に来たんだから美味しいものを食べて帰ろうと師匠と黒豚の豚カツを食べ、温泉に入って来ました。

で夜は移住者交流会に参加して大好きないちごをたらふく食べました。

今日一日は遠出して、夜は移住者交流会でとバタバタしてましたが、こうして美味しいものを食べて、楽しい事を沢山して、少しでも再発に対する恐怖を忘れていたいです。

次回は9月。今度は骨に転移再発していないか調べるそうです。

まだまだがんとの闘いは地味に続きそうです……。

……黒豚、甘くて柔らかくて美味しかった

※病院の帰りに食べた黒豚とんかつ&温泉♡

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